2017-07-20 Thu 22:16
stylelint v8.0.0がリリースされてた
stylelintのv8.0.0がリリースされてた。
今回のリリースでは、deprecated扱いになっていた各種ルールが正式に削除されて、古い設定を使い続けていたプロジェクトでは更新が結構ダルいかもしれない。
新たにstylelint-config-recommended
というルールセットも公式から提供されました。
わりとゆるめの設定になっているので、こいつをベースにしておくと今後のアップデートへの追従とかもいい感じに出来そう。各ルールの設定そのものも標準的なんじゃないかなぁという印象です。
新規に導入するならstylelint-config-standard
の方が幅広くカバーしているのでよさそう。
こいつもrecommendedをextendsする形になって、もうなんかこのへんに乗っかってしまった方がいろいろ楽ですよという気持ちになりますね。
この手のlintツールについては、
- 細かいルールに従うことは生産性に貢献しない
- 更新が頻繁でルールもコロロ変わるので追従するコストに見合わない
- それぐらい自由に書かせろ
みたいな意見もあるかもしれないけど、
- 単純なミスを防げる
- あらかじめ決めておくことで書き方で悩まなくてよい
あたりはやはり一度それがある生活を送ると、離れがたい安心感があります。
特に後者は今あなたがそこを問題だと考えていなくても、いつかどこかで誰かが人知れず悩むかもしれない。それを未然に防げるのはよいこと。
「それぐらい聞けよ」と思うかもしれないけど、機会的に判定可能なルールで守られていると「それを守っていればOK」という線引ができるのは大きい。そこから外れる部分についての議論はあるにしても、何もないのと比べるとだいぶましなはず。
で、それに加えて「プロジェクト内に個人の縄張りが作られるのを防ぐ」という効果があって、自分はそこを特に重く見ています。
全て各自の最量に任せてしまうと、後から見て「あー、ここは○○さんが書いたんだな」というのがひと目で分かるコードになりがちで、それはコードに対する縄張り意識につながってしまう。
それを全否定するつもりはないけど、少なくともコードフォーマットみたいな部分でそうした影響が出てしまうのは望ましくないと考えているので、こういうツールによってガイドラインを与えられるのはいいよなぁと思うのです。