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Pythonでdatetimeにtzinfoを付与するのにreplaceを使ってはいけない

Pythonでnaiveなdatetimeオブジェクトにtzinfoを付けてawareにするには、公式には

単にタイムゾーンオブジェクト tz を datetime オブジェクト dt に追加したいだけで、日付や時刻データメンバへの調整を行わないのなら、 dt.replace(tzinfo=tz) を使ってください。

こう書かれているのですが、どうもこの方法は夏時間の扱い以外にも問題があるようです。

>>> import datetime, pytz
>>> jst = pytz.timezone('Asia/Tokyo')
>>> datetime.datetime.now(jst)
datetime.datetime(2013, 7, 5, 12, 23, 1, 962735, tzinfo=<DstTzInfo 'Asia/Tokyo' JST+9:00:00 STD>)
>>> datetime.datetime.now().replace(tzinfo=jst)
datetime.datetime(2013, 7, 5, 12, 23, 9, 143578, tzinfo=<DstTzInfo 'Asia/Tokyo' CJT+9:00:00 STD>)

replaceでtzinfoを付与すると、JSTではなくCJTとなります。CentOS5.8 + Python2.6.5とSnowLeopard + Python2.7.1で同じ結果になりました。

実は、日本にも複数のタイムゾーンが存在したことが過去にあるようです。それまでJSTとされていたタイムゾーンがこのときCJTとなりました。「Central Japan Time」の略称で、日本中央時間(もしくは中央日本時間)です。

少なくとも2013年にCJTを使うことはなさそうなので、これは嬉しくないですね。

>>> jst.localize(datetime.datetime.now())
datetime.datetime(2013, 7, 5, 12, 23, 19, 647283, tzinfo=<DstTzInfo 'Asia/Tokyo' JST+9:00:00 STD>)

夏時間に対処した時と同じように、localizeしてやれば問題なくJSTが返ってきます。とりあえずlocalizeしておけば安心、なのかな。

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